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ウォーク・ドント・ラン (書籍) : ウィキペディア日本語版 | ウォーク・ドント・ラン (書籍)
『ウォーク・ドント・ラン』は、村上龍と村上春樹の対談集。正式名は「ウォーク・ドント・ラン 村上龍VS村上春樹」〔タイトルの由来について村上春樹はこう述べている。「この本のタイトルをどうしようかと、村上龍さんと腕組みをして考えていたのですが、そのときたまたまヴェンチャーズの『ウォーク・ドント・ラン』が背景でかかっていて、『これいいじゃん』ということになって、タイトルが決まりました。」(「村上朝日堂ホームページ」 読者&村上春樹フォーラム13・2006年3月27日~28日)〕。1981年7月、講談社より刊行された。 == 内容 ==
* 対談は1980年7月29日と、同年11月19日の2回にわたって行われている。 * 1回目と2回目の間に、村上龍(以下、「龍」とする)の3作目の長編『コインロッカー・ベイビーズ』(1980年10月)が講談社から出版された。2回目の対談の冒頭で、村上春樹(以下、「春樹」とする)が同書を読み終えたあとすぐに龍に電話をしたことが語られている。春樹は改めて「しぱらく時間が経ってから、ある種のショックがあった」「すごく面白かった」と感想を述べている〔本書、55頁。〕〔後年、春樹は次のように述懐している。「あのときは龍が珍しく(でもないけど)真面目に真剣に『コインロッカー・ベイビーズ』を書いた直後で、燃えていて、話ははずんだと思います。それで僕も頑張らなくちゃと思って、そのあとで『羊をめぐる冒険』を真面目に真剣に書きました」(『夢のサーフシティー』朝日新聞社、1998年7月、読者&村上春樹フォーラム13)〕。
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